「内転筋」「恥骨結合」の炎症を繰り返しているあなた!
内転筋の負傷はグロインペイン症候群
 (鼠径部痛症候群)の中で「最も多い」です。
痛みの特徴として
鼠径部が痛い
 股関節を伸ばしても縮めても痛い
 もちろん押すと痛い
そして非常に「再発率が高い」ことです。

負傷の再発率が高い理由は
①「股関節の使い方」に問題があって
 「走る」「曲がる」「止まる」という
 「基本操作」が実は不十分である
②「お尻の筋肉は強い」
日頃から身体を鍛えている方は
 股関節の筋肉が強いです。
 内転筋のわずかな負傷があっても
 強力な「お尻の筋力」で補えてしまうのです。
しかしこの状態で社会生活や練習が続くと
 本来の理想とする動きとは徐々にかけ離れていきます。
 結果、生活動作や競技のパフォーマンスは
 低下していくのです。
③使い過ぎ(オーバーユース)
ということが考えられます。
④その他「私の失敗」より
「負傷のポイントが不明瞭で
 アプローチが中途半端だった」
「◯◯◯や◯◯◯◯の評価では◯が原因です!
 とこだわり過ぎて木を見て森を見ず状態」
「ストレッチばっかり指導した」
というのが私の治療事例で不十分だったことです。
病院での診察を最優先にする場合
鼠径部に「豆状のシコリ」が現れた!
 という場合は病院で診察を強くお勧めします。
●ドクターから内転筋損傷の診断があった場合
 病院での治療は
 「局所の安静」「薬」「運動療法」
 「電気治療」が一般的。
鍼治療による結果
私のこれまでの事例では
酷使していた筋肉が緩むにつれて
「痛みの感覚が変化する」
 「脚のスイング角度が変化する」
 「脳へ伝わった刺激が神経を通して
 動作の変化をもたらす」
という結果がありました。
さらに運動療法を加える過程で
 「軸足のブレが減ってきた」
 「股関節の力が変わった」
 という結果もあります。
内転筋を負傷しやすい人は
「走る」「曲がる」「止まる」「スイングする」が多いスポーツ競技者
サッカー 格闘技 ホッケー 野球 テニス 卓球などで「ちょっと肉離れしたかな?」を繰り返している方は要注意です。
長期間の内転筋症状は身体の動きを低下させます!
 初期の症状が現れた時点で早めに相談しましょう。
●当院での鼠径部の治療について
 女性の患者さんには妻のみゆき先生が担任いたします。
 よろしくお願いいたします。
「薬を使いたくない」
 「電気治療ばっかりで…」
 という方は治療の選択肢として
 ぜひ鍼治療をお考えください。

これらのことは私が治療家として
 15年以上臨床数述べ8万以上の事例による
 「失敗」と「結果」から判断しているものです。
(写真出典グレイ解剖学1918版)
  
  
  
  
