指の変形性関節症は鍼治療の対象ですか?

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「骨の形そのものが変形している」「関節の軟骨そのものが大きく変わっている」という場合、鍼(はり)治療で元に戻ること(再生)はありません!!!

これは「どの関節 軟骨(椎間板 半月板)」においても同じです。

●なぜかというと

すり減った軟骨は自力では再生しません。形が異常になった骨は自力では元に戻らないからです。これは生物として仕方がないことです。

〇〇秒で簡単に治る!

〇〇を飲めばいい!

などという鍼師にはくれぐれも気をつけてくださいね。

鍼(はり)治療での結果は?

私のこれまでの事例では

筋肉の過剰な緊張をやわらげ関節の傾きを予防した

関節周囲の循環を改善して動かしやすくなる

または痛みの変化がある

脳へ伝わった刺激が神経を通して動作に変化をもたらす

という結果がありました。

●さらに私ができることは

身のこなしや身体検査を評価して不具合があれば事前に予防のプログラムを組みます

不活動な筋肉があれば動きを誘導する(筋肉や関節を甘やかさない)

テーピングによって関節を安定させ手を使いやすくする 変形の進行を予防する

そして自分で巻けるテーピングを指導する

などです。

指の変形性関節症かなという特徴は?

指の特定の関節に現れます。

指先から1番目の関節の症状(へバーデン結節)

親指の付け根にある関節(母指CM関節症)

痛み 腫れに始まり徐々に変形していくのが症状の流れです。

手指の感覚はなんともありません

これらの症状は一定期間進行すると徐々に落ち着いてしまうことが多いです。腫れや痛みもおさまります。しかし変形の度合いがひどくなると社会生活が不便になる場合が多いです。(手作業が難しくなる 指輪が外せないなど)

なぜ指の変形性関節症になってしまうのか?医学的に実は詳しく分かっていません。

指の変形性関節症になりやすい人は?

40代以上の女性

長年の手仕事

指先の捻挫(突き指) 脱臼 骨折をしたことがある

注意することがあります!!

「水ぶくれ(粘液のう腫)」
破けて細菌が入ると化膿する危険があります。
指先の関節に現れた場合は迷わず
病院での診療を受けることを強く勧めます!

●指の変形性関節症の診断があった場合
病院での治療は「局所の安静」「消炎鎮痛薬」「装具」「テーピング」、親指の変形が悪化した場合は「手術」の選択が一般的です。

指を使うたびに痛む

指の動く範囲が極端に狭くなってきた

見た目の形がはっきり変わった

このような場合は回復が困難になります。初期の症状が現れた時点で早めに相談しましょう。

薬を使いたくない」「手術はしたくない」
という方は治療の選択肢として
ぜひ鍼治療をお考えください。

整骨院での治療をご希望の方

東京 埼玉 神奈川であれば効果的な治療ができるステキな先生をご紹介します。遠慮なくお聞きくださいませ。

これらのことは私が治療家として
15年以上臨床数述べ8万以上の事例による
「失敗」と「結果」から判断しているものです。

(写真出典グレイ解剖学1918版)

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