鍼(はり)は「ひびき」があるから効くの?

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「鍼(はり)治療は痛いでしょ?」
なぜこう言われてしまうのでしょうか

理由その③鍼特有の「ひびき」だった!

「グッときた!」とか「ズーンとした!」
こんな刺激感が特徴です。
 
鍼治療を受けた方はお心当たりがあると思います。
 
この刺激感を痛いと表現するかは
心身の状態によりけりです。

◆「鍼のひびき」って大事なの?

はい!大事なんです!!
 
なぜかというと
 
 
身体の変化には適切な「刺激」が必要です
 
鍼が身体の不全に到達した応えが
「ひびき」であると私は考えています
 
よって好転に導くためには
適切な「鍼のひびき」が非常に重要である!
と考えています
 

◆◆「鍼のひびき」なぜ起こるのでしょうか?

これは硬化している筋肉やその周囲の粘性の高まったfasciaに鍼が到達すると
筋肉がグッと収縮して
神経を強く刺激することで
ズーンと「ひびく」のだと考えられます。
 
とくにひどく硬化した筋肉に鍼が到達すると
「ひびき」を感じやすいようです。
 
 
筋肉がグッと収縮しやすい理由として
 
疲労物質・発痛物質が溜まってる不全な環境は
感覚が過敏な状態になっているためと考えられます。 

鍼を打った「身体の応え(結果)」として

「鍼が筋肉に到達すると筋肉は一時的に収縮してしばらくすると弛緩する」
このような反応が科学的に証明されています。
 
こういった反応から
「鍼のひびき」は不全のある筋肉に変化が起きた「身体の応え」であると私は判断しています。
 
◆◆◆
これらのことは私が治療家として15年以上
臨床数8万を超える事例の
「失敗」と「結果」から判断しているものです。
 
私は科学的根拠(エビデンス)を
決して無視しているわけではありません。
現在も毎年(ほぼ毎月)鍼の勉強会・セミナーで
信用できる先生方から情報収集をしております。
 
しかし毎年現れては消えていく
 
「◯秒一瞬で筋肉が◯◯に!」
「◯◯◯ツールで簡単!」
「◯◯◯だけで楽に!」
 
などという誘導には喰い物にされないよう
己を律し日々精進!
 
私はすぐに!簡単!楽に!という方法は行いませんが
「患者さんと共に身体と向き合い」
治療を進めていきたいと考えています。
 
◆◆◆◆
 
「優しい鍼で楽に〜などと言う
浅い ユルい鍼では効果が感じられなかった」
 
「ちょっと聞いてみてから鍼治療を試してみよう」
 
こんな方は
下記のメールまでいつでもご連絡ください
 
(画像出典グレイ解剖学1918版 セイリン株式会社)
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