痛くない鍼の技術について

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「鍼(はり)治療は痛いでしょ?」
 
なぜ「鍼は痛い」のでしょうか?

理由その① 「私の技術不足」だった

鍼を打たれた瞬間に「チクっ」ときた!
 
お心当たりがあると思います。
 
アレを「切皮痛」と言います。
 
少し解説しますと
皮膚には「痛点」という肉眼では全く見えない
センサーが無数にあります。
感覚としては速い(鋭い)刺激感が特徴。
鍼が当たった時に強く感じるかは人それぞれ。
とはいえこの「切皮痛」を一本一本チクっと
毎度されてはさすがにしんどいですよね。
特に初めて受けた時ならば尚更のこと。
 
私も患者さんから
「1回目がとにかく痛かった」と
何度も感想を聞きました。
 
ですので
そのポイントに鍼が当たっても
当然痛くないようにするのが「刺鍼技術」
 
私の臨床経験の結果として
「鍼が痛い」原因の多くは技術不足です。

ではこの「鍼が痛い」 対策は?

私は基本的なことを丁寧に行っています
 
①「鍼管」という短いストロー状のものを使用する
 
②鍼の切皮は一発で入れる
 
③鍼を進める速度を1秒間に1cmで一定にする
 
④鍼を抜くときは刺した角度と同じ角度で真っ直ぐに抜く
 
⑤練習して研究する
 
他にも事前の準備がありますが
とくに特殊なことは再現性が難しくなるので
選択していません。
 
極々シンプルに。
私も最初は鍼を受けるが苦手でした。
だからこそ現在でも自分で自分の体に鍼を打って練習しています。
おかげで背中以外はほとんで打てるようになりました。
 
これらのことは私が治療家として15年以上
臨床数述べ8万以上の事例による
「失敗」と「結果」から判断しているものです。
 
(写真出展 セイリン株式会社)
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